小金宿と周辺の紹介 | 小金商工連合会-千葉県松戸市

花と緑と歴史の街小金

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小金宿と周辺の紹介

北口側

本土寺 

1277年(建治3年)に日蓮六老僧の一人、日朗聖人を導師に招き開山した日蓮宗の名刹です。(長谷山)本土寺は池上(長栄山)本門寺、鎌倉(長興山)妙本寺と共に日朗一門の三長三本と呼ばれ、源氏の名門平賀家出身の日朗、日像、日輪の三聖人の聖跡でもあります。梵鐘は、県下二番目に古く、国の重要文化財に指定されています。また、徳川光圀により水戸城城主武田信吉(家康五男)の母於都摩方(おつまのかた、甲斐武田重臣秋山家)も弔われています。あじさい寺としても有名で、また紅葉とともに名所となっています。

 

大勝院

1530年(享録3年)開創の真言宗豊山派のお寺です。小金大谷口城築城時、鬼門の北部城郭内に移設され、城主高城氏の祈願所でした。境内には銀杏や山桜などの古木があります。

 

広徳寺

1462年(寛正3年)開創の曹洞宗のお寺です。小金大谷口城主高城家の菩提寺で、重臣田嶋時定などの墓もあります。高台にある高城氏の墓所からは城跡や広く見渡せる景色が広がり、今でも見守って頂いている気になります。

 

大谷口歴史公園

高城氏本拠となる小金大谷口城跡、後北条方で上杉謙信の侵攻をしのぎ、豊臣秀吉の小田原攻めでは、浅野長政軍と対峙し、当主の命で開城します。現在は自然と歴史に触れあえる公園に整備されました。

 

慶林寺

1565年(永禄8年)高城胤吉病没後、正室(千葉氏当主千葉昌胤妹)桂林尼がこの地に庵を結び、大往生の後、建立された曹洞宗のお寺です。千葉昌胤子孫の月見里(やまなし)家や小金牧野馬奉行の綿貫家の菩提寺でもあります。御本尊は大福薬師瑠璃光如来座像です。

 

南口側

東漸寺

1481年(文明13年)経譽愚底運公上人より開創された浄土宗の名刹です。関東十八檀林(学僧教育の拠点、学問所)として高僧を輩出し、なかでも第7世了学上人は徳川家康、秀忠の受戒師として招かれ、講話を説き、千姫や重臣本多忠勝、土井利勝なども帰依いたしました。当寺に伝わる第15世雲臥上人は水戸家(光圀)との書簡からも親交がうかがえます。西方に向かう本堂まで参道は三門に仕切られ、開放された清浄界となっています。春の樹齢330年の優雅なしだれ桜と、青々と力強い亀の松、そして秋には紅葉の名所となっています。

 

妙典寺 

1594年(文禄3年)に開山された日蓮宗のお寺です。江戸時代、小金宿でも俳諧が流行し、当山にも1825年(文政8年)建立の芭蕉の句碑があります「しばらくは 花の上なる 月夜かな」

 

八坂神社

小金の鎮守の杜の氏神様です。スサノヲノミコトと牛頭天王を同体として古来より祀られ、天文年間(室町時代)頃からは街の要衝(駅前交差点 街道と本土寺参道の分岐)に鎮座し、昭和48年に現地へ遷座しました。

 

旅籠「玉屋」

江戸時代、水戸街道小金宿の面影を伝えてくれる貴重な旅籠跡です。大名行列が通ることから表二階は作らない建築様式が伺われます。現在でも家主の心意気で保存されています。

 

常行院と小金七曲り

常行院は1502年(文亀14年)開創の浄土宗のお寺です。御本尊は恵心僧都作と伝えられる阿弥陀如来で、漁夫の信仰仏であったとの伝説があります。蘇羽鷹(そばたか)神社から常行院を通る旧水戸街道は七曲りの様相で、特に常行院付近の坂はかつて和尚(おしょう)坂と呼ばれ、寺社の多い小金宿の玄関口として、坂の上で和尚様が客人を出迎えたのではと推測されます。